働く人を知る座談会

技術系社員座談会

蓄積された技術と信頼、社風もおだやかで働きやすい。 いい意味で建設業のイメージを裏切る会社、それが伊藤組土建ですね。

  • 建築部工事課村上 太聖2019年入社
  • 建築部工事課諏訪 匡紀2019年入社
  • 土木部工事課樋渡 祐成2019年入社
  • 土木部工事課大河原 拓歩2019年入社

現在の仕事内容について教えてください。

村上

私は現在、5社が共同企業体を組んで工事にあたっている大型の公共施設の建設現場に出向しています。担当業務としては、工事の進捗管理、安全管理、資材や業者の手配、各工事の写真の撮影・整理、その他書類の作成などを行っています。

諏訪

病院建設の現場を担当しています。業務概要は村上とほぼ同様ですが、施工管理者の5大業務とされる品質、工程、安全、原価、環境の管理業務のなかでも、私は特に品質、工程、安全に力を入れています。また、当社は「病院なら伊藤」と言っていただけるほど病院を数多く手がけています。当社に蓄積された豊富な知見を、この現場でも活かしたいと思っています。

大河原

現在は石狩市で崩壊した国道の法面を復旧する工事にあたっています。この道は物流や観光の観点から迅速な復旧が必要なルートで、当社が災害復旧の実績と技術力を評価されて、随意契約という形で任されました。この工事で私は、工程の管理や調整、測量、資材発注、設計図の作成、工事書類の作成などを主に担当しています。

樋渡

私は美唄市で道道の擁壁工事を担当しています。通常の工事だと現場に出ることも多いのですが、今回の工事は現場事務所から現場まで約30分とかなり離れていて、また電波状況が悪く電話が通じないため、現場は他の人に任せ、私はほぼ事務所にいて現場全体の諸管理や資材の発注、発注者への対応などを主に行うという形をとっています。もちろん必要に応じて現場の立ち合いも行います。

就職活動では何社くらい受けましたか。そのなかで伊藤組土建に決めた理由は何ですか。

村上

全部で3社受けました。会社の説明会やインターンシップに参加して、社内や現場の雰囲気、福利厚生などを考慮した結果、伊藤組土建が一番働きやすそうだと感じて選びました。

樋渡

私は開発局のインターンシップに参加したので、いろいろな会社の現場を見る機会があったんですが、たしかに伊藤組土建は雰囲気がいいと感じましたね。

大河原

私は伊藤組土建、1社のみです。
伊藤組土建が北海道の発展の歴史に関りが深いと知っていたので、自分もそのような仕事をしたいとの想いで受けました。おかげさまで無事採用されて、今ここにいます。笑

入社前と入社後でイメージが変わったことはありますか。

諏訪

建設現場は怖い職人さんが多いと思っていたので内心ビビりながら行ったんですが(笑)、入社したばかりのひよっこの自分とも皆さん対等に接してくれましたし、施工についても親身に教えてくれて、建設現場のイメージが大きく変わりました。

樋渡

私の場合は仕事のイメージですね。学生の頃は、施工管理者は基本的に事務所で書類とか発注者への対応などをしていて、現場はある程度指示したら下請さんに対応してもらうものだと思っていました。でも実際の土木の現場では、新人は丁張と測量の仕事が多くて、日中はほとんど外にいました。笑
今思えば、私が想像していたのは所長の仕事だったんですよね。最近になって、ようやくイメージしていた仕事に近くなってきました。

上司や先輩との関係性はどのようなものですか。

諏訪

仕事面では全面的にサポートしていただき、普段は和気あいあいと話せる関係です。建築の仕事は、経験が浅いうちは正解のわからないことが多いのですが、困ったときは気軽に上司や先輩に相談できるので、非常に仕事がしやすい環境だと思います。

村上

現場ごとに集まって飲み会を開いたり、プライベートでも交流がある先輩もいますし、良好な関係を築けていると思います。世の中では、若い人は会社の飲み会を嫌がると言われていますが、私は毎回本当に楽しいので、断ったことはありません。笑

仕事がつらい、辞めたいと思ったことはありますか。どうして続けることができたのですか。

大河原

辞めたいと思ったことは何度もあります。難しい状況に悩んだり、逃げたいこともたくさんありました。でもそれを乗り越えれば必ず工事は完成するとわかっていますし、完成したときの達成感は格別です。やり切ってよかったと思った過去の自分が、つらいときの自分を支えてくれます。

樋渡

誰でもどんな仕事でも、そう思うときはあるんじゃないでしょうか。でも自分で決めた仕事だから、簡単にはやめたくないし、家族の存在も支えになっています。今年、子どもが生まれたばかりなんですが、物心がついたら「この道路、パパがつくったんだよ」って言いたいですね。笑

仕事の「やりがい」というものを実感したのはいつ頃、どんな経験からですか。

諏訪

少しずつ仕事を覚えてくると、自分の考えで人を動かして工事を進める場面が増えてきます。自分が指示したことで建物ができていくようになると、やっぱりやりがいがあります。
うまくいかないことも多いですけど、工程の調整だったり、最終の仕上げだったり、自分が想定したとおりになると安心するし、うれしいですね。建築はやればやるほどいいものができる世界なので、小さなことにもこだわって、妥協しないでやっていきたいです。

樋渡

私も諏訪と似ているんですが、1~2年目はわからないことばかりで、ひたすら上司に言われたことをやっているだけでした。自分が手がけている実感がなくて、でもモノはいつの間にかできていくから、「あー疲れた」みたいなのしかなかったんですけど(笑)、初めて次席についたときに、所長と下請けの職長さんと相談しながら週間工程とか月間工程とか計画して、その通りにできたときに初めてやりがいを感じました。

この仕事をするなら、養ったほうがいいと思うものはありますか。

村上

技術や知識ももちろん大事だと思いますが、僕はまず第一にコミュニケーション能力だと思います。コミュニケーションがとれないと仕事内容が正しく伝わらないし、業者さんとの打ち合わせや調整なども上手くいきません。

大河原

実際に働いてみると、コミュニケーションって大事だなって痛感するんですよね。技術や知識は仕事をするうちに自然と覚えますが、コミュニケーション能力や社会人としてのマナーは、意識的にいろんな年齢層の人と接して養ったほうがいいと思います。

伊藤組土建の強み、優れている点は何だと思いますか。

諏訪

長い歴史のなかで培った技術の蓄積と強固な人脈は当社の大きな強みだと思います。技術の伝承はより良い建物をつくるうえで欠かせませんし、北海道に貢献してきた実績に伴う発注者さんや業者さんなど周囲からの信頼は、私たちが仕事をするさまざまな場面で助けになっていると実感します。

村上

福利厚生制度が充実しています。個人的には「奨学金返還助成制度」がとても助かりました。先輩や上司がおだやかで話しやすいのも当社のいいところですね。それから新人の頃に現場に配属されて驚いたのが、現場がすごくきれいなこと。そういったところがすべて働きやすさにつながっていると思うのですが、社員を大事にして、常に労働環境をより良くしようとする姿勢が企業として優れていると感じます。

最後に、今だからわかる「就職活動で重視すべきこと、やっておくべきこと」を学生の皆さんにお伝えください。

諏訪

まずは自分のやりたいことや、なりたい将来像をよく考えて、その目標が達成できそうな会社をなるべく多く探し出すことをお勧めします。そうして探した企業に加え、同系統の職種も何社かピックアップして、ホームページやクチコミ、OB訪問、説明会などでできるだけ情報を集めて選択するといいと思います。やりたい仕事の会社が他と比べて良いのか悪いのかも1社2社の比較だとわからないので、たくさん情報を集めて「ここがいい」と思える会社を見つけてください。

樋渡

気になる会社に同じ大学の先輩がいるはずなので、企業説明会などに出かけて先輩の連絡先を聞いて、マンツーマンで話を聞く機会をつくるといいと思います。すごくためになるはずです。

村上

どの職場においてもそうだと思いますが、長く働き続けるには人間関係が一番大事だと思います。給与面ももちろん重要ですが、実際に入りたい会社を訪れて、その雰囲気やすでに入社している先輩方と交流してみるといいと思います。あとは学生の内から人と積極的にコミュニケーションをとるよう心がけることでしょうか。

大河原

だいたい言われちゃったので、もう私の言うことがないんですが…(笑)
付け加えるとすれば、バイトでもサークルでも、今取り組んでいることを一生懸命やって、思い切り楽しんでください。そして納得のいく就職活動をした結果、伊藤組土建を選んでくれたらうれしいですね。

座談会実施:2023年11月

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